買ってきたダッチオーブンをそのまま使うことは出来ません。
最初に慣らしが必要です。ダッチオーブンを買ってきて最初に行う儀式がこのシーズニングです。
出荷時のダッチオーブンはさびを防ぐ為、ワックスが塗られています。このワックスを取り除き、鉄の臭みを取ること、そして鍋自身に油をなじませ、錆びにくくまた、焦げ付きにくくするのがシーズニングの目的です。
シーズニングをすると鉄色だったダッチオーブンが黒くなります。
愛着のマイ　ダッチオーブン　ブラックポットに仕上げる為に大切な儀式ですので時間をかけて丁寧に行いましょう。

1. まず洗剤で丁寧に洗いましょう。（２度洗います）このとき金たわしはキズを付け錆びやすくなるので止めましょう。
2. 乾かしたら食塩の含まれていないオリーブオイルなど油を鍋と蓋全体に薄く塗ります。
3. コンロにかけ煙が出なくなるまで約４０分〜１時間ほど「焼き」を入れて十分に冷まします。
4. この2.3.の作業 「塗る」「焼く」「冷ます」の作業を３回〜４回繰り返します。
5. 最後にネギやショウガ等の香りの強い「くず野菜」を炒めて鉄臭さをとります。

鉄製のダッチオーブンは、ちょっと油断すると錆び付いてしまいます。
特に塩分の強い料理のあとは錆びやすくなっていますのでなるべく早く洗ってあげましょう。 もし焦げ付いてしまったら、金属タワシなんかでゴシゴシやるのではなく「焼き切り」をお勧めします。
焦げ付きが「炭」になるまで火にかけてから,木べらなどでこすり落とすと簡単にきれいになります。
洗ったあとはかるく火にかけ水分を乾燥させて、油を薄く塗っておけば錆対策は万全でしょう。
このとき内側はもちろん外側は特に錆びやすいので外側は入念に塗ってください。特に脚の部分は錆が出やすいので要注意です。
この時、洗剤は使用しないで下さい。せっかくなじんだ油分がなくなってしまいます。